『羊毛断熱材』 についてメモ

10年以上前から採用している 『羊毛断熱材』 についてメモしておきます。

金沢市にあるムラモトさんから納入しているので、ムラモトさんのブログよりコピペです。

ウールブレスをお勧めする8つのポイント

今回は弊社の主力商品である「ウールブレス」をエネルギーやエコロジーの観点から考察してみたいと思っています。

つまり、ウールブレスを製造から販売、最後は住宅に使われて100年後までを「環境」」を括りに書き連ねたいと思います。
数値的なものの考え方は、自分勝手なものに限定されるかも知れませんが、かなり近いところで説明できると思っています。


まず、第一のポイント

ウールブレスに使われる羊毛とは?・・・ひつじです。当たり前!
全世界に10億頭いると言われています。弊社ウールブレスはオーストラリア・NZからの輸入ですが、オーストラリア・NZで約2億頭のひつじが放牧されています。

ここが大事なところですが「飼育」ではなくて「放牧」なんです。
つまり、狭いゲージで合成飼料を食べているわけではなくて、広大な牧場で太陽エネルギーによって育った牧草を食んで育つのです。


第二のポイントは、

ウールブレスの主原料の羊毛は、全て自然エネルギーから作られるということです。
そして、ひつじ君たちは毎年伸びた毛を刈取られているのです。
ここまでに要したエネルギーは羊毛が伸びるための太陽エネルギーと、刈取るために使うバリカンのエネルギーだけです。

その羊毛を今度は選別します。
スーツやセーターなどに使う高級衣料用や掛けぶとん・各種布(繊維が細い)とカーペット用・敷布団(繊維が太い)などと、その他の利用になっています。

その他の利用ということは、高級繊維にはならない・・・例えばあごの下やおなかのところの、繊維としては低利用のところを、道路の法面の整備や断熱材として使います。それ以外は破棄・焼却処分されています。

低利用部位の羊毛の利用促進になります。本来捨てられるはずの部位を使うことで、羊毛を余すところなく使い切る考え方です。


ここで、羊毛断熱材の利用が増えても対応できるのか?という疑問が湧きますよね。
簡単な数式で説明します。

オーストラリア・NZで約2億頭のひつじがいます。約30坪の住宅で使われる羊毛量は約20頭分です。これには理由があります。実際には200頭分の羊毛から10%分の低利用の部位を使うということです。2億÷20の10%は・・・100万戸分になります。
なんと1年間で100万戸分の供給能力があるんです。

これが第三のポイントで、将来に亘っても供給不安がないところがすごいでしょ。


第四のポイントは、

最近木材の利用で「ウッドマイル」という考え方で、国産材需要を盛り上げようとする動きがあります。
要約すると、せっかく国産材があるのに遠い他国から石化エネルギーを使って持ってくることは必要か?ということなんですが、日本に無い樹種とか量的に足りないものは仕方が無いと思っています。

羊毛は国内生産が少ないため、我々もオーストラリア・NZからの輸入に頼っています。石化エネルギー(コンテナ船の燃料など)を使っていますが、一度に大量のコンテナを運びますので、その消費エネルギーは大阪→東京間のトラック輸送の1/10と言われています。

つまり、最小の消費エネルギーで国内に輸入できているということです。


第五のポイントは、

オーストラリア・NZの工場をコンテナ積みされたウールブレスは、弊社押水物流倉庫までコンテナのまま積み替えなしでやってきます。これも無駄な手間隙をかけないという大事なポイントです。・・・でもプチポイントぐらいですね。

弊社押水物流倉庫には常時3か月分の在庫が詰まれています。その量たるや壮観なものです。2階建てのラックに目一杯詰め込んでいます。
なぜ3か月分の在庫量かというと、製造から金沢到着まで最短で1ヶ月半掛かります。豪州でもよく行われるストの影響や、台風の影響を考えるとそれくらいのストックが必要だということです。

さて、ここから全国へウールブレスが運ばれますが、弊社は複数の全国的配送網を持った輸送業者と全国発送の契約をしています。
高度に張り巡らされた国内最高水準の輸送網に乗って、夕方5時までの注文であれば本州なら翌日~翌々日の昼前後に現場へお届けできます。

つまり、翌日~翌々日現場配送ならば無駄な在庫を持つ必要が無く、2度運び(ムラモト→建築会社倉庫→現場)の無駄も省略でき、あらかじめ少なめに注文して最後に追加で数量をあわせることにより、余らすこともないという省エネ配送システムを構築できたわけです。


第六のポイントは、

ウールブレスを断熱材として利用すると・・・。
ウールブレスの断熱性能は断熱基準でいうところのCグループです。熱抵抗値は2.7という数値で、その値は北海道仕様と同程度の断熱性能といっても過言ではありません。

ウールブレスを使うことで高断熱住宅ができるのです。それも簡単確実に冬場の暖房の効きと夏場の冷房の効きを担保してくれます。
作業性も、特殊な機械やテクニックを使うことなく、側で誰が仕事をしていても影響が出ることはありません。


第七のポイントは、

羊毛断熱材を使うことで、壁内結露が起こりにくくなります。
通常の断熱工事でも結露の発生を抑えることが必要ですが、そのほとんどは「高気密工事」によって解決を図っています。この気密工事がバカにならないほどの労力と金額が掛かります。

気密に頼る結露防止策は、その気密が劣化したときに効力を失います。それが何年後かは検証できません。

羊毛断熱材ウールブレスは羊毛の持っている「調湿性」を利用して結露防止をするわけなので、気密工事は必ずしも必要ありません。
しかも、もし結露するような環境に一時的になってしまっても、すばやく結露を吸湿してカビ菌や腐朽菌を繁殖する隙を与えません。

結露が怖いのは、その後の結露水が長く留まりカビや腐朽菌の温床になってしまうことです。ウールブレスは湿気を長く留まらせません!
羊毛の持つ調湿性は100年経っても変わることなく、結露防止に半永久的に効果を発揮できます。


第八のポイントは、

羊毛断熱材ウールブレスは、当たり前ですが羊毛です。
その羊毛の耐久性は「国立豪州羊毛研究所」の見解では1千年以上と断言しています。

つまり、100年後の建て替え時にもごみにならずに「リユース」することにより、その役目が200年後に引き継がれます。

破棄処分でなくリサイクルでもなく、リユースすることで環境にもエネルギー消費にもやさしい「羊毛断熱材ウールブレス」があるのです。


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標準仕様より上の基準を求められる方に対して、北海道仕様の断熱性能をクリアしたバージョンを構築しようと考えています。 床・壁・断熱 + 開口部 + 換気扇等の部分 の仕様をいろいろ吟味しながら考えます。

世の中には 『売れればいい』 という紛い物が多くて少々困っているので、ビシッと確固たるモノを示したいと思うのです。

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