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取り急ぎ 『up!』 の良い所をまとめておきます。

今日、お客さんとの会話の中で 『車を買う』 というキーワードで、『up!』 をオススメした所…今すぐにでも買いそうな勢いでしたので、取り急ぎ 『up!』 の良い所をまとめておきます。

まず、一般論として…中古車は放射能汚染されている可能性が少なからずありますので、新車か走行距離の少ない新古車がオススメだと思います。 新古車は新車と比べて数十万円安く購入出来ますので、よりお得だと思います。

購入される自動車屋さんが放射能汚染地域以外の場所であっても、念のためどこで走っていた車なのか車歴は確認しておきたい所です。 311の放射性プルームを受けた2011年に走っていたであろう年式の車を買われる場合は、特に注意をしておくべきでしょう。









以下に、いくつかのレビューを貼っておきます。

【新車のツボ81】 VW up!試乗レポート

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 up!(アップ!)はドイツのフォルクスワーゲン(VW)で最小の量産モデル。欧州市場ではフィアット・パンダ(第63回参照)などとならんで、実質的にもっとも安価な乗用車クラスをになう。つまり”欧州の軽自動車”のような存在といっていい。ただ、欧州には日本の軽自動車(以下、軽)のような厳密なワクはないので、VWが「実用的なクルマをいかに小さく安く、そして魅力的につくるか」を、外的なシバリがないところで率直に追求した結果がこれである。

 日本でのup!の価格は100万円台後半。本体価格は”ハイエンド軽”ともいえるダイハツ・タント(第80回参照)とほぼ同じなのだが、クルマのつくりは両車で180度ちがう。見事なまでに正反対で対照的だ。

 タントは”軽(とそれ相応の価格)”という外ワクが最初にあって、そのなかで、あらゆる要素や魅力を執念でギュウギュウに詰め込んでいる。それとは対照的に、up!は「乗用車としての最低限の機能を、今の技術でギリギリまで小さく安くすると、こうなっちゃいます」といった風情。つまり、良くも悪くも、すがすがしく割り切っている。

 up!のボディサイズは、(高さ以外は)日本の軽よりひとまわり大きい。走りや燃費に悪影響のない自然なボディ全高で、大人4人とその手荷物のための最低限空間、そして最低限の性能エンジンと安全性を確保すると、自然とこの大きさになる……ということだ。up!を見ると、日本の軽のダダッ広さにあらためて感心するが、それと同時に「ワクにおさめるために、いろいろと無理してんだろうなあ」という同情心もわいたりする。

 up!は装備も笑っちゃうほど簡素。エアコンはあるがオート式ではなく、前席はパワーウインドウだが、スイッチは左右に1個ずつ。運転席の手元で助手席の窓は操作できない! リアウインドウにいたっては、昔ながらの手動チルト式だぁ!!

 メカニズムもシンプルそのもの。1.0リッター3気筒エンジンはそれなりに騒がしいし、最近流行のアイドリングストップも未装備。オートマもMTを自動化しただけの古典的なタイプで、独特のクセを念頭に運転してあげないとギクシャクする。(※)

 日本の軽の価値観でいうと、装備レベルや内外装の質感でも、コツを要する運転感覚でも、up!は「ありえない」と断じられてしまうだろう。しかし、up!のクルマの基本機能はなんら不足はない……どころか、軽に負けているのは走りとは無関係の装備内容だけで、基本フィジカルは軽の比較にならないくらいガッチリしている。なんかもう「食ってるものがちがう!」という感じ。

 考えてみれば、エアコンなんてオートでなくてもちゃんと快適だし、エアコンがあれば窓の開け閉めはめったにしない。見上げるほど高い天井はないup!だが、かといって大柄な成人男性が4人乗って、どうしようもなく窮屈というわけでもない。

 up!の走りはとにかくガッチリと安心で、乗り心地も悪くない。シートもシンプルな一体型だが、サイズは大きく疲れにくい。公称最高速度は170km/h超で、その速度域での走りもきちんと煮詰められているから、日本の速度域では文句なしに安定している。上り坂で追い越していったハイパワー大型車を、(エンジン性能差があまり影響しない)下り坂では逆に、無意識に追い詰めてしまう……なんてケースもけっこう多い。特別なハイテク環境技術はないけれど、そもそもボディが軽くて空気抵抗が小さいので、実用燃費はそれなりに優秀だし……。それもこれも、すべてup!の基本フィジカルのなせるツボだ。

 ただ、全方位にコストがかけられず、どこかで大胆に割り切らなければならない安いクルマでは、つくり手や買い手の国民性や風土のちがいが、今でもハッキリ出る。チマチマした便利装備は省いても、高速性能だけはゆずっていないup!は、なるほど”アウトバーンの国の安グルマ”だと実感する。

 日本独自のワクのなかで極限まで進化した軽を”ガラパゴス”などと、したり顔で切って捨てるつもりはない。軽は軽で、ニッポン技術の誇るべき究極だ。ただ、スピードが上がるほど活き活きとするup!に乗っていると、素直にツボを突かれて、なんとも好ましく思えてしまう。それも、われわれクルマ好き運転好きの、いつわらざる本心である。

【スペック】
VW high up!
全長×全幅×全高:3545×1650×1495mm
ホイールベース:2420mm
車両重量:920kg
エンジン:直列3気筒DOHC・999cc
最高出力:75ps/6200rpm
最大トルク:95Nm/3000-4300rpm
変速機:5AT
JC08モード燃費:23.1km/L
乗車定員:4名
車両本体価格:193.2万円


【VW up! 試乗】素晴らしいコンパクトカーだが欠点もある…松下宏

『up!』はフォルクスワーゲンが気合いを入れて開発した新しいコンパクトカーで、いろいろな意味でとても良くできたクルマであると同時に、欠点もいろいろ合わせ持つ。良い意味でも悪い意味でも特徴的で印象的なクルマである。

外観デザインは明快な個性が表現されている。フロントグリルにちょっとクセがあるものの、単なるコンパクトカーにとどまらない存在感を持つ。鉄板をむき出しにした部分もあるシンプルなインテリアは、今の日本車では軽自動車でも珍しいくらいである。

ボディの幅や高さは『マーチ』や『ミラージュ』とほぼ同じだが、全長はミラージュよりも150mm以上、マーチと比べたら200mm以上短い。ホイールベースも2車に比べて30mm短く、とてもコンパクトなクルマであることが分かる。

up!はボディ骨格がしっかり作られているので、サイドシルが太い。そのことやドアの開口部自体が余り大きくないことと合わせ、2ドアだけでなく4ドアでも後席への乗降性は良くない。乗ってしまえばそこそこの広さがあるが、幼児や老人などは乗り降りするのが大変だ。

ただ、このしっかりしたボディが、後述する走りの安定感や乗り心地の良さにつながっている。ボディをしっかり作ることが大切というクルマ作りの基本に忠実なクルマだ。

使い勝手の面でも左右のパワーウインドーのスイッチがそれぞれのドアに設けられているため、運転席から左側のパワーウインドーを操作するのが難しい。また左右のリヤウインドーは、2ドア車では全く開かないいわゆる“はめ殺し”の状態で、4ドア車でも上下には開かずわずかに隙間が開くだけだ。

走りに関しては、まずエンジンのデキが相当に良い。3気筒エンジンはとかく振動が出やすいが、up!の3気筒エンジンはそれが良く抑えられていて不快な振動は感じない。

55kW/95N・mの動力性能もup!のボディに対して十分に見合ったもので、けっこう元気良く軽快に走らせることができる。

フットワークもなかなか軽快だ。ワインディングをイメージしながら首都高の都心環状線を走らせても、すいすいと気持ち良く駆け抜けていける。しっかり仕事をする足回りの良さはフォルクスワーゲンなどの欧州車ならではの部分である。剛性感の高いボディによって、低速域での乗り心地の良さも確保されている。

ASGと呼ぶセミATのトランスミッションは何とも物足りない。変速時にトルク抜けの症状が出るのが大きな難点で、負荷のかかる登り坂などで急に加速しようと思ったときなど、そのままエンストするのではないかと思うくらいにアクセルレスポンスが返ってこない状況が生じることもある。

普通にアクセルを踏み込んで加速していくときも、ギアが切り換わるごとにトルクが抜けるので、これに慣れることが要求される。(※)

up!でもうひとつ素晴らしいのは、シティ・エマージェンシーブレーキと呼ぶ低速域での追突軽減ブレーキが全車に標準装備されていることだ。もちろん横滑り防止装置のESPも全車に標準である。

今年発売されたミラージュや『ノート』などが、わずかなタイム差で規制をかいくぐって横滑り防止装置を標準装備せずに発売したのに比べると、安全なクルマ作りという志の違いがはっきりしている。

up!のシティ・エマージェンシーブレーキは欧州でもオプション設定だったりするから、日本で標準装備にするのはフォルクスワーゲンの商売の仕方であるのだが、安全装備で手抜きする日産や三菱よりもずっとカッコ良い商売の仕方といえる。日本人としては情けなく思うと同時に、悔しい限りである。

追突軽減ブレーキやESPなど最新の安全装備を標準で備えながら150万円を切る価格を設定した2ドアのmove up!は、国産のコンパクトカーだけでなく、軽自動車とも競合するくらいに割安な価格設定といえる。

フォルクスワーゲンとしては2ドア車ばかりが売れることを望んではいないようだが、どうせ一人か二人しか乗らないのだから、リーズナブルな価格設定の2ドアが断然お勧めである。

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。
《松下宏》


【VW up! 海外試乗】国産車との違いに「力が抜けた」…桂伸一

UP!試乗記 【前編】 【後編】

※以前、代車でup!に乗ったことがあるのですが…気になった所は、上記※印の変速でギクシャクする所です。 おそらく慣れが必要だと思います。 一方で、速く走ろうと思えばかなりアグレッシブにも走れそうな感じでした。 個人的には安全性能と走行性でup!はオススメです。 また、燃費も良いので維持費も少なくて済みそうです。 室内空間が狭かったら、お値段は上がりますが5人乗りのPOLOをオススメします。

車は人によって使い方が違いますので、用途に合った車種をご自身で比較検討の上決めてください。 心配だったら、とりあえず試乗して気に入ったら GOOWORLD で検索して車をお得にGETしましょう!

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