初めての入院…準備万端のつもりが、いきなり受付でつまずいてしまった。
入院するのに保険証は持って行ったが診察券を忘れたのだ。
これは財布を2つ持って行く予定を直前に1つに変えたから…。
同じ町内なので、直ぐに妻に取りに行ってもらいチェックイン!
当初の予定では、水曜日入院~木曜日手術~土曜日退院でしたが、手術の都合が取れなくて予定変更し、
金曜日入院~月曜日手術~火曜日以降退院というスケジュールになりました。
※手術前日入院だと土日が休みで対応出来ないので、金曜日が入院になるとのこと。
結果的に手術の2日後退院 (水曜日) となりましたが、この判断は良かったと思う。
手術の翌日退院だと病院が嫌いになってしまうところだった…。 それ程術後は辛かった。
【1日目】6人の病室には先に4人患者が入っていて、自分は5人目だった。
ベッドの位置は真ん中で、隣りの窓際は空いていたが、そこも翌日に埋まった。
40代の自分以外はどうやら70代~90代らしい。
薬をもらう時に、名前と誕生日を聞かれるから何となく分かった。
TVと冷蔵庫は使う予定無し。
日常と切り離して自分を見つめたかったからである。ベッド周りのモノは極力減らしてスッキリさせている。
コロナ禍につき、病室でもマスクをしていて暑い。
面会はホール等で可能だが病室では出来ない。
★入院前の昼ご飯はカレーだったのだが…カレーで迎えられました (爆)
(※写真は無音カメラで撮ったので広角ではないし、きれいでもない。)

★病室では、シンプル・整理整頓を心掛けました。


【2日目】夜はあまり寝られなかった。
医療関係者の皆様にまず感謝。
いろいろな職種の人達がチームで取り組んでテキパキ仕事してくれている。
ありがたい!看護師、手術担当の看護師、薬剤師、食事係、ゴミ清掃係、医師、いろんな方が顔を出してくれる。
看護師は2日目ですでに4名のローテーション。 名前を忘れない様にメモしている。
彼女らのPHSは常にブーブー鳴っていて大変だと感じた。
景色の良い窓際が良いな~と初めは思っけど、日中眩しくてやっぱり嫌かも…。
パラマウントベッドは素晴らしい。倒れるし、捕まり易い手摺りが付いているから、楽に起き上がれる。
これは最高!
夜の病室は何かと騒がしくて眠れなかった (笑)
他人のいびきはあまり気にならない方だが…。
隣りから尿瓶にチョロチョロと注がれる音が聞こえる。
2~3部屋向こうで、たまに大声で奇声を発する人がいて、同じ病室の人に怒られているのが聞こえる。
同じ病室でなくて良かったよ。
『◯◯さん、どこ行くの?』
『家に帰る!』
『骨折れてるから帰れないよ!』
看護師と患者との会話が数回繰り返されコントみたいで面白い。
患者がボケているのかは分からない。
あらかじめアマゾンプライムビデオでダウンロードしておいた映画を観ている。
その他は、
ミヒャエルエンデのモモ や
家庭菜園 の本を読んでいる。
3時のオヤツ過ぎに、コンビニで炭酸水とコーヒーとヨーグルトをゲット。
『南極料理人』 という映画が入院時に合っていて面白かった。
『365日のシンプルライフ』 は駄作であった。
アニメの
『弱虫ペダル』 (2作) の無茶振りが面白いが、自転車は大怪我につながるぞ!
到底無事ではいられない。 (ココはツッコミを入れたい。)
この時しか出来ないことをしたいし、考えたい。予約制で入れるシャワーは1日おきにでも入っておきたい。 ボーッとしていると予約が取れないんだな。
後で分かったことだが、お湯で温めたタオルを毎日持って来てくれたから、シャワーは3日に1回くらいが普通の様であった。
シャワー室で痛い腕を我慢して服を脱いだ後、タオルが1枚だけだったことに気付いた。
日帰り温泉の感覚でいたのだ…。 (まぁすぐに乾いたから良しとする。)



★結婚後、ずっと外せなかった指輪を手術に支障があるからと、医師と一緒に外しました。
ママレモンかなんか塗って何とか外せた…(笑)
余分な仕事させちゃってゴメンと伝えました。



【3日目】昨日の夜も寝られなかった。
明け方やっとウトウトしかけたら、何処かで目覚まし時計のけたたましい音が鳴る。 携帯で時間を見たら4時半だった。
食用ガエルの様な大きなイビキをかいていた老人達はもう起きている時間なのだろうか、周りが静かな時間帯だ。
その後、廊下で患者が看護師に何か別件で長々と文句を言っていた。
通りすがりに文句は起床時間後にしてくれと言いたかったよ。
ということで、日中どこかで少し寝たい…。
昨晩観た
『タクシー運転手』 という韓国映画はとても良かった。
現在、
アマゾンプライム会員さんは無料で観られます。病院に入っているファミリーマートで無料WiFiが使えそうなので、動画をダウンロードして来たい。
ただ、今日はエレベーターの点検があって停電予定で、ファミマも時間によって休みみたい。
ダウンロード出来た。 でも、WiFi電波の弱い場所があり何回か切れてしまった。
無料WiFiは1日3回までの制限なので、友人が教えてくれたオススメ映画3本がダウンロード出来た。
・迷子の警察音楽隊
・ロープ 戦場の生命線
・もう一人の息子
このうち
『迷子の警察音楽隊』 と
『ロープ 戦場の生命線』 を観てみた。
遠くて文化の異なる国の話でなかなか興味深かった。
転倒で腫れていた場所を氷嚢で冷やしたら、少し腫れが引いた気がする。



★病室の天井

★下肢静脈瘤を防ぐ目的の医療用加圧ソックスを履く。

★無料WiFiで映画をダウンロードしに…。
【4日目】3回目の就寝で、昨日はやっと寝られた! 手術前に眠れたのは良かった。 少しスッキリ。
便が出ないので下剤を飲んだがまだ出ない…。 4時前にも行ったけど出なかった。
6時の起床後の1時間後に、急に便意を催して出ました。 準備OKです!
この日手術。
朝から点滴開始…看護師2人が来たが実習だろうか針を刺す場所のことでこちらに聞こえるヒソヒソ声が正直怖かった。
あれ?硬い、もっと刺せば良いのかな? もっと硬くなった云々で1回目は挫折。
次に反対の手に刺そうとしているが、そちらの手は負傷している側だから刺せないと言っている…(怖)
結局2回目で刺せた。
妻立会いの下、看護師付き添いで手術室へ移動。
手術課という部署があるかどうかは分からないが手術を行うチームに引き渡される。
皆さんに頭を下げて
『よろしくお願いします!』 としっかり挨拶し、手術台の上に乗った。
口から全身麻酔の吸引を始めたらあっという間に、どうだろう…おそらく10~15秒くらいで意識が遠のきました。
まるで霧がだんだん濃くなって行く様な妙な感じでした。
目を開けてください! 手術終わりました。の声で、手術が終わったことに気付き、病室へストレッチャーに乗せられて運ばれたようです。
病室で妻と少し会話して写真を撮られる (笑)
手術は11時に始まって14時くらいまでかかったみたい。
そして、何やらいろんなコード類を付けられました。
【5日目】昨日はあまりというか全然なのか寝られなかった…。
鎖骨はCTからの想定より複雑に折れていた様だったから、手術して良かった。
手術は病院側が頑張ってくれることで、こちらは寝てるだけと考えていた。 確かに手術自体はそうなんだけど、術後にいろんなチューブやコードに繋がれて体勢もキツくとても大変だった。
そして、ブロック麻酔の威力にビックリ!
左側の肩から指先までが全く動かずにゴムみたいに感じて、コレで大丈夫なんですか? と看護師に聞いてしまった。
正直なところ、手術に失敗して手が動かない様になってしまったのではないかと思った程。
昨日の夜はとても長かった…。
2時間毎に血圧と体温測定があったし、トイレに行けないから尿瓶を使った。
ココを押すと痛み止めの薬が出るから押してくださいというボタンも持たされました。
今は点滴も外れて、何も繋がれていなくて快適。
日中に寝ることも出来た。
よく
手術頑張って!というのは、
術後のことも含めていうのか と納得。
★手術前に朝から
点滴、手術後はそれに加えて
酸素マスク、両足に下肢静脈瘤を防ぐ目的の
エアーポンプの機械、胸には
心電図モニター、指には
血中酸素濃度を測るセンサー を付けられました。
この状態で2時間おきくらいに血圧と体温計測等も行われた。

★友人家族からの差し入れに感謝!
直接持って来れないから、妻に着替えと一緒に持って来てもらいました。


朝食は何かと不自由だったので写真を撮れませんでした。 撮る気も失せていた…。
(オムレツだったことは覚えている。)
★いろいろな機器が外されて少し楽になってからの昼食

【6日目】昨日は快適に寝られた。
そして、今日はいたって快適に過ごせた。
コンビニでコーヒーとプリンを買って来た。


★退院前の病室へ射し込む朝日。

★パラマウントベッドがとても便利なのは分かったが、操作がイマイチ分からなかった…。
というより、どの態勢が楽なのか自分で把握出来ないでいた。

今回入院したことによって、
本業である建築設計にはたくさん学べることがあり、コレは活かさなければと思っている。病室での患者同士の会話や、患者と看護師さん達との話が種々様々でとても面白かった。
や~病院関係者の皆さまには感謝してもしきれない。 有難うございます!
退院するまでに、感謝の言葉を看護師に直接伝えていくつもり。看護師は自分カラーの声掛けがあるみたい。 基本的に皆さん優しく温かみを感じる。
その中でもベテランの安心感は絶大だ。
痛い痛い痛い痛い、痛いな~もう!
タン絡みで咳き込むかイビキをかくおじいさん。 奥さんと1日に何回も電話していて微笑ましい。 よく携帯を落として看護師に拾ってもらっている様だ。
おばあさん、おかあさん、看護師さんか…何と喋っているか分からないが起床前から大声で数十回叫んでいるおじいさんがいる。
毎度のことの様で放っておかれているみたい。
後ろ向きのおばあさんが看護師に怒られている。 こちらも大声で痛い痛い痛い痛いとか、イヤイヤイヤイヤとキンキンした声で叫んでいる。
律儀なおじいさんがいる。
オムツを替えてもらう時に、すみません、ありがとうと申し訳そうに話している。
看護師の名前を覚えようと何回も聞いているので、担当が違うこちらも覚えてしまったよ。
概ね、患者さん達は言葉遣いが丁寧な人達ばかりで、セクハラ爺さん以外は会話を聞いていて嫌な感じはしない。
病院は暇だから、病室にいると暗くなるからと、ロビーでTVを観て患者同士で談笑を好む方もいる。
それも良いけど、こんな時だからこそ日常では味わえないことに思いを馳せたり、読書や映画鑑賞なんかが良いのではないかと個人的には思っている。
看護師に体を全部拭いてくれとか精力剤をくれと半分冗談みたいなことを言うセクハラ爺さん患者がいるが、好きではないタイプだ。
整形外科なので、廊下でリハビリしている人もいる。 主に下半身に怪我をしてしまった人達みたいだ。
女性の方が男性より真摯に取り組んでいるのがすぐに分かった。
声だけで彼女らからは前向きさが分かる。
回診は毎日ある。
麻酔科の先生も来てくれて 『もうちょっとブロック注射のことをしっかり話しておけば良かった。』 とも言ってくれました。
それは説明しておいた方が良いと思うよ。
浜松医療センター は家から歩いて15分くらいの家から見える場所にある。
その病院の中があんなに目まぐるしく動いているとは思いもしなかった。
救急車は夜も早朝も時間を問わず常に来る。
ドクターヘリもたまに来る。
そして、コロナ対策の拠点病院にもなっている。
【PS】周りを見ていて確実に言えることは、年取ってから (70代以降) の骨折はえらい大変だなということ。
是非、気を付けたい!
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